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滑剤

ストラクトール滑剤製品の滑性効果は、押出し、カレンダー、型成形等の加工中でのコンパウンドの流れ(flow)を 含む加工特性を効率良く改良します。ミキシング時の粘度低下、分散促進、時間の短縮、温度上昇の抑制、 省エネルギーなどその機能は共働的であります。さらに、タックの抑制効果により型離れを促進します。 通常、加硫によるゴム部品への影響はほとんどなく、滑剤成分は多くのゴム(ポリマー)と相溶的であります。 また、コンパウンドの寸法安定性と表面肌の滑らかさは向上し、仕上がりゴム製品の外観・品質に寄与します。

選択指針と最適利用

滑剤選択の指針 リスト(PDF形式:3MB)
ストラクトール添加剤の最適利用(PDF形式:2MB)


亜鉛石けん(脂肪酸亜鉛)

亜鉛石けんは加工用添加剤としてゴム工業ではよく知られています。とくに、天然ゴム(NR)やスチレンブタジェエンゴム (SBR)ベースの配合に最大の効果が狙えます。内部滑剤としての働きは、ポリマー/ポリマーブレンド、ポリマー/フィラーの コンパウンド内でミセル形成による流れの改良に大いに寄与します。なお、NRの加硫に対してやや活性的になることが ありますが、加硫物の安定化を高めるように作用することが認められています。

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脂肪酸エステル

ストラクトールの脂肪酸エステルベースの製品群は、多機能な滑剤によって構成されています。主に極性の高いポリマーに 使用され、フィラーの種類に関係なく、優れた流れ改良と滑性効果をもたらします。適切な極性を有するので、少ない添加量でも NBR、HNBR、ACM、EAMのような特殊ポリマーで特に最高の全体的性能を発揮します。ストラクトールWB212は、白色活性フィラーに 対して非常に効率のよい分散剤として特筆できます。

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非亜鉛系滑剤

重金属の環境影響に関係して、亜鉛の監視も厳しくなる昨今、環境にやさしい代替材料として従来の亜鉛石けんの性能に匹敵する 亜鉛フリーの製品を開発してきました。加工性能に対して遜色のない、亜鉛のトータル量を減らすことに役立つ製品です。

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脂肪酸誘導体

ストラクトール滑剤を構成する脂肪酸誘導体は多機能的であり、ほとんどのゴム配合をイージープロセッシング化して速やかな 製造が期待できます。ミキング工程の初期段階の滑剤の添加はフィラー分散を促し、また後期投入によりコンパウンドの流れと メタルリリース(壁離れ)の向上が図れます。

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オルガノシリコーン系滑剤

シル+ザイラッハ”ストラクトール”社のオルガノシリコーンからなるパテント商品には、高温安定性に優れた内部・外部滑剤があります。 内部滑剤として働く製品は極性ポリマーに対して、熱老化性に影響せずに、コンパウンド流れを改良します。 一方外部滑剤タイプの製品は、ゴムとメタルに境界膜を形成しリリース効果を与えると同時に両者間の摩擦抵抗を小さくします。 また、同作用により、型汚れを抑制します。そのほかの事例として高充填ケーブル配合に適用することにより押出性が改善できます。

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